- 子供にプログラミングへの興味を持ってもらいたい
- アプリを使って子供にプログラミングを体験させたい
- プログラミングの勉強におすすめのアプリを知りたい
編集部: 荒木
この記事で解説する『子供のプログラミング学習におすすめのアプリ7つ』を参考にすれば、子供向けプログラミングアプリにどんなものがあるのかわかりますよ。
この記事では、現役エンジニアの大塚さんに監修頂き、子供も学びやすいアプリについてまとめています。
大塚

まとめるにあたって、以下の情報を参考にしています。
- 現役エンジニアの解説
- 各省庁公表の情報
- 各アプリの公式情報
それでは以下で『プログラミング教育で子供の論理的思考力を鍛えられる!』から紹介していきますね。
目次
プログラミング教育で子供の論理的思考力を鍛えられる!

文部科学省は、子供の論理的思考力の向上を目的として、2020年から小学校におけるプログラミング教育の必修化を公表しました。
論理的思考力とは、ものごとを順序立てて考える力です。
原因を分析して問題点を解決したり、なんらかの目的に向けて最適なプロセスを組み立てる力などの向上もあわせて期待されています。
大塚
- 論理的思考力
- 創造力
- 問題解決力
スマホですぐに始める!子供のプログラミング学習におすすめのアプリ7つ

スマホ1台で手軽にはじめられるので、最初はアプリでプログラミングに触れさせるといいでしょう。
ゲーム感覚で子供は熱中してくれるはずです。
アプリによっては課金要素があるものの、広告の非表示やステージの開放なので、課金しても数百円ですみますよ。
ここでは子供向けのおすすめ学習アプリを7つ紹介しますね!
その1:Scratch(スクラッチ)

全世界で広く使われているアプリで学ばせたいならScratch(スクラッチ)がおすすめです。
8歳~16歳向けに開発されたプログラミング言語で、小学校のプログラミング教育に多く導入されています。
「命令ブロックを使ってプログラムを組む」タイプのビジュアルプログラミングツールで、難しいコードを入力しないので子供でも直感的な操作で楽しく自由にゲームやアニメーションを作れますよ。
画面が小さいと操作がやりづらくなるので、スマートフォンよりタブレット端末やパソコンのブラウザを利用しましょう!
その2:Scratch Jr(スクラッチジュニア)

漢字を習得していない子供にプログラミングを学ばせたい人におすすめなのがScratch Jr(スクラッチジュニア)です。
Scratch Jr(スクラッチジュニア)はScratchに触発されて作られた入門用のプログラミング言語で、5歳~7歳の幼児を対象にしています。
難しい機能がなくなり、すべてひらがな表記、座標は1~20の整数のみなど、幼児にもわかりやすい作りになっていますよ。
豊富に用意されているサンプルを真似すれば簡単にプログラムが組めるので、プログラミング入門に最適です。
その3:Viscuit(ビスケット)

簡単なお絵かきからプログラミングに興味を持ってもらいたい人におすすめなアプリがViscuit(ビスケット)です。
Scratchのようなブロックを組み合わせるタイプではなく、自分で描いた絵を使って動画やゲームを作れるアプリです。
より直感的でルールを覚えなくても大丈夫なので、低年齢の子供でも自分の絵を動かしているうちにプログラミングを学べますよ。
自分の絵をどんな風に動かすのか、こんな感じに動かせば面白い、など考えながらプログラミングすることで子供の好奇心や創造力を伸ばせます。
その4:プログラミングゼミ

問題解決力を身につけさせたいなら小学校低学年向けのプログラミングゼミがおすすめです。
Scratchと同様に命令ブロックを使い絵を動かすことができ、自分の描いた絵を好きに動かすモードとミッションやパズルにチャレンジするモードがあります。
絵をイメージ通りに動かしたり、ミッションをクリアするために、どう命令すればいいか考えることで思考力や答えを導き出す発想力が鍛えられます。
最初は簡単な命令ブロックしかありませんが、ステージをクリアするとブロックの種類が増えて難易度が上がるので段階的にプログラミングを学べます!
その5:Code Karts

Code Kartsは、ゲーム感覚で車を使ったプログラミングを学ばせたい人におすすめです。
方向を指示するブロックを使ってレーシングカーをゴールに導くゲームアプリで、画面を見るだけでわかる直感的操作で4才からプログラミングが学べます。
1ステージが短いので幼児でも飽きずに遊べて、ブロックをどう配置したらゴールできるか考えることで、思考力が鍛えられますよ。
ステージは90以上あり、レベル10までは無料で遊ぶことができるので気軽にはじめてみましょう!
その6:ピタゴラン

ピタゴランは、指でなぞるだけの簡単操作でプログラミングを学ばせたい人におすすめです。
仕掛けを組み合わせてボールを転がしゴールを目指すゲームで、子供がワクワクするような面白い仕掛けを作れます。
作った仕組みの組み合わせで失敗することもあり、どうすればゴールできるかを考えることによって問題解決力や思考力を養えます。
使える仕掛けの数は50個ほどあり、もっといろんな仕掛けで遊びたい時は課金をすればさらに69個増やして遊べますよ。
その7:トライビット ロジック

プログラミング言語を効率よく学ばせたいならトライビット ロジックがおすすめです。
プログラミングをするアプリではなく、論理演算を学べるゲームです。論理演算とはコンピューターで使われている特殊な計算方法でプログラミングにも使用されています。
この計算方法を理解しておくとプログラミング言語をより深く習得できます。
Switch版は買い切りタイプ、iOS、Android版は基本無料で広告を非表示にするなら課金が必要です。
子供のプログラミング教育にアプリを使うメリット4つ

子供がアプリを使ってプログラミングを勉強すると、以下4つのメリットがあります。
子供にアプリを使わせるか迷っている方は参考にしてくださいね。
- 無料でプログラミングを学べる
- ゲーム感覚で楽しく学べる
- 時間や場所を選ばず学べる
- 難しい準備がいらない
メリット1:無料でプログラミングを学べる
プログラミング学習アプリには無料のものが多いので、お金をかけずに学べます。
無料のアプリなら、子供が興味を持つアプリが見つかるまで好きなだけ試せるんですね。
ただし有料の買い切りタイプや、機能を開放するには課金が必要なアプリもあります。
大塚
メリット2:ゲーム感覚で楽しく学べる
アプリを使えば、勉強が嫌いな子供でも自然と教材に触れることができます。
課題をクリアするたびに達成感を得られるので、長続きしやすくなります。
また、画面をタップして直感的に操作できるので、学校に上がっていない子供でも学習できますよ。
メリット3:時間や場所を選ばず学べる
スマホやタブレット端末さえあればアプリをすぐに立ち上げられるのも特徴です。
そのため、どこでも好きな場所で学習できるんですね。
本やPCよりも持ち運びやすいので、出先や移動中の暇つぶしにもなります。
また、本やPCだと本腰を入れて勉強しなければなりませんが、アプリなら空いた時間に気軽に自分のペースで勉強を進められますよ。
メリット4:難しい準備がいらない
機械に精通していない家庭でも、インストールだけですぐに学習をはじめられます。
なぜなら、PCの購入や初期設定などの準備(環境構築)がいらないからです。
最初からPCで学習しようとすると、環境構築の方法がわからず、学習前に諦める人もいるんです。
プログラミング言語を動かすための環境構築が面倒になり、学習を挫折してしまうのはもったいないですね。
子供がプログラミングアプリで学習するときに親が注意したいポイント2つ

アプリはゲーム感覚で学習を楽しめるメリットがある一方、遊ぶだけで満足するケースがあります。
子供が学習効果を得るために親が気にかけてあげたいポイントを2つお伝えしますね。
- 親子で楽しみながらプログラミングをしよう
- 正解がわかってもアドバイスだけにしよう
注意1:親子で楽しみながらプログラミングをしよう
子供は課題をクリアしたときの達成感や楽しさを実感して、はじめてやる気につながります。
そのため、親にプログラミングの知識がない場合は、子供と一緒に勉強するつもりでアプリを触ってみましょう。
お互いの「できた・できない」の共有、褒めてもらえた体験なども大切ですよ!
学習を通じて親子間のコミュニケーションのきっかけにもなりますね!
注意2:正解がわかってもアドバイスだけにしよう
親が正解を見つけても、アドバイスにとどめて自分の力で考えさせましょう。
なぜなら、親に頼る癖がつくと自分で考えて答えを出さなくなり、思考力が向上しないからです。
たとえ子供が出した答えが間違えていても、その理由を考えることでさらに思考力が伸ばせますよ!
大塚
本格的にプログラミングを学びたいなら教室に通おう!おすすめ4選

子供が本格的にプログラミングを学ぶには、スクールに通うのがおすすめです。
理由は学習に必要なサポートを受けながら、効率よく体系的な知識を身につけられるからです。
ここではおすすめの4校を紹介するので、スクールの受講の参考にしてください。
- ロボット制作からプログラミングを学びたいなら:ヒューマンアカデミーロボット教室
- 保護者満足度が高いスクールに通わせたいなら:STAR Programming SCHOOL
- 本格的なプログラミングを学びたいなら:Tech Kids school
- ものづくりを通して学びたいなら:LITALICOワンダー
以下の記事でも詳しく解説しています。
ロボット制作からプログラミングを学びたいなら:ヒューマンアカデミーロボット教室
- 対象年齢:幼児~
- 教室数:1,500教室
- 授業内容:ロボット制作
ロボット製作からプログラミングに興味を持たせたいならヒューマンアカデミーロボット教室がおすすめです。
最長で6年かけて基礎から本格的な技術まで、じっくりと学ぶことで最終的にはロボットに思い通りの動きができるようになります。
パーツをから組み立て、それを動かすという体験を通じて、子供の創造力や集中力が育まれます。
同じ系列で「こどもプログラミング教室 | ヒューマンアカデミー」という、最終的にJavaScriptでのゲーム制作を目標にしたものもあるので、子供の好みに合わせて選びましょう。
保護者満足度が高いスクールに通わせたいなら:STAR Programming SCHOOL
- 対象年齢:小学1年生~中学3年生
- 教室数:110教室
- 授業内容:ロボット開発、Scratchプログラミング、Webプログラミング
STAR Programming SCHOOLは、信頼と実績のあるプログラミングスクールで学ばせたい人におすすめです。
総務省が推進する「若年層に対するプログラミング教育の普及推進」事業に2期連続で選定されている信頼と、ジュニアプログラミング検定に多くの合格者を輩出した実績があります。
プログラミングを通して「算数・数学」の学習単元にも触れるので、自然と算数や数学への理解も深まりますよ。
「集合学習」と「個別学習」が選べるので、子供の性格に合わせて受講が可能です。
本格的なプログラミングを学びたいなら:Tech Kids school
- 対象年齢:小学1年生~小学6年生
- 教室数:24教室
- 授業内容:ゲーム制作、アプリ制作、デザイン講座、プレゼン講座
子供向けの基礎からSwiftやC#などの本格的なプログラミング言語を身につけさせたいならTech Kids schoolがおすすめです。
IT企業「サイバーエージェント」が運営するプログラミングスクールで、初歩的なことから本格的なプログラミングスキルとデザインスキルを学べます。
小学1年生と2年生はパソコンの操作を練習しつつプログラミングを学ぶための基礎力を学び、小学3年生からは本格的なプログラミングを勉強していき、最終的にiPhoneアプリか3Dゲームを完成させます。
継続学習コースと短期体験コースの他に、オンラインコースも開講しているので教室に通えない人でもレッスンを受講できますよ。
ものづくりを通して学びたいなら:LITALICOワンダー
- 対象年齢:年長、小学生、中学生、高校生
- 教室数:18教室
- 授業内容:ゲーム制作、アプリ制作、ロボット制作
LITALICOワンダーは、ものづくりを通してプログラミングを学ばせたい人におすすめです。
アプリやゲーム、ロボットのプログラミングを通して「つくりたい」を形にすることで、表現力や創造力が学べます。
子供の興味や関心に合わせてものづくりを行うことで飽きずに楽しく続けられます。
ものづくり環境が整った教室に通う方法、自宅や好きな場所からオンライン授業を受ける方法の2通りの学び方が出来るので学びやすい方で授業を受けましょう。
子供向けのプログラミングアプリまとめ

上記で紹介した『子供のプログラミング教育にアプリを使うメリット4つ』を理解すれば、子供にプログラミング教育を受けさせたいときにアプリからはじめるのがおすすめの理由がわかりますよ。
最後にもう一度内容を確認しましょう。
- 無料でプログラミングを学べる
- ゲーム感覚でたのしく学べる
- 時間や場所を選ばず学べる
- 難しい準備がいらない
今回この記事で紹介したもの以外でも、プログラミングに触れられる無料アプリはたくさんあります。
いろいろなものを試して、自分の子供が楽しめるアプリを探してくださいね。
そしてアプリをうまく使い、子供の思考力を鍛えましょう。