- プログラミングを学んで就活に有利になりたい
- エンジニアになりたいのでプログラミング就職を行いたい
- 就活前の大学生におすすめのプログラミングについて知りたい
編集部: 荒木
この記事で解説する『プログラミングが就活に有利な理由4つと勉強方法』を理解すれば、大学生でもきちんと就活に有効活用できますよ!
この記事では、まとめるにあたって次のような情報を参照しています。
- 現役エンジニアの見解
- 筆者の体験・振り返り
- 各省庁・行政法人発行のデータ
- 求人・募集要項などの就活情報
また、実際に事業会社で現役エンジニアとして活躍されている、菅野さんにも見解をいただいています。
菅野
それではまず『プログラミングを学ぶと就活に有利な理由4つ』から紹介しますね。
※『大学生におすすめのプログラミングスクールを知りたい!』という方は、下記をご参考にどうぞ!

目次
プログラミングを学ぶと就活に有利な理由4つ
プログラミングを学ぶと就活に有利になるといわれています。
ここからはプログラミングを学ぶとなぜ就活に有利になるのか、その理由4つを解説します。
- ITエンジニアは需要が高い
- IT産業は将来性がある
- 将来フリーランス・副業として働ける
- 人間力が上がる
理由1:ITエンジニアは需要が高い
ひとつめの理由は、ITエンジニアの需要が高い点です。
なぜなら今やほとんどの産業でITがビジネスのベースになっている反面、IT人材は不足しており、2030年には約45万人不足すると予測されているからです。
プログラミングを学習し、ITを活用可能な能力を身につけると、活躍の場を広げるチャンスを得られます。
理由2:IT産業は将来性がある
2つめの理由はIT産業の将来性の高さです。
なぜならITを活用して、既存の産業に今までにない新たな価値や仕組みを生み出しているからです。
金融や医療、不動産、教育、農業など、さまざまな分野でX-tech(クロステック)が進んでいます。
AIやビッグデータなどのビジネスへの活用は今後ますます増えてくるので、IT産業の将来性は非常に高いといえますよ!
理由3:将来フリーランス・副業として働ける
3つめの理由は、将来フリーランスや副業として働ける点です。
理由としては、現在多くの企業でエンジニアの数が不足しているので、フリーランスの人に仕事を依頼するケースが増えているからです。
例えば、近年クラウドワークスのようなアウトソーシングサイトを使ってプロダクトを作ってくれる人を探す企業も増えています。
今後もこの傾向は続き、かつ副業を認める企業が増える中で、フリーランスだけでなく副業としても仕事を受けられる環境が整っていくでしょう!
理由4:人間力が上がる
4つめの理由は、人間力が上がる点です。
なぜならプログラミングを学ぶのは、創造力や自ら学ぶ意欲を育む観点でも効果があるからです。
コンピューターは順序立ててきちんと命令しないと動きません。
論理的に考えて問題解決する力を身につけられるのは、就活においても大きな力となります。
- 論理的思考
- 想像力の向上
- 課題発見・問題解決力
- プレゼンテーション能力
- ITリテラシーが身につく
- 集中力が身につく
プログラミング就活採用で人事が見るところ3つ
各企業それぞれに採用基準はありますが、エンジニアの採用に関しては何を求めているのでしょうか。
技術力は当然求められるでしょうが、それ以外にも多くの資質が求められているはずです。
ここではプログラミング就活採用で人事が見るところを3つご紹介します。
- 世間一般的な技術を使いこなせるか
- 分からないことを自力で調べて解決できるか
- 古い技術に固執しないで最新の技術を追いかけているか
1:世間一般的な技術を使いこなせるか
ひとつめは、世間一般的な技術が使えるかどうかが問われます。
なぜなら日々進化するプログラミングの技術への適応力があるかどうかを判断するためです。
スクールへ通っていたり、IT関連の資格を持っていたりすれば、客観的に世間一般的な技術を持っている点をアピールできます。
2:分からないことを自力で調べて解決できるか
2つめは、問題解決力があるかどうかです。
なぜなら複雑なプログラムになればなるほどバグが多く発生し、その度にデバッグを行って不具合を解消しなければいけないからです。
プログラムの命令を順番に検証してエラー箇所を特定し、エラーを潰していった経験などを話すと、わからない事柄を自力で調べて解決可能な能力がある点を伝えられます。
3:古い技術に固執しないで最新の技術を追いかけているか
3つめは、学習意欲が高いかどうかです。
なぜならプログラマーは生涯学習が必要といわれるほど日々進歩していく技術を習得しなければいけないからです。
企業はいつまでも同じ仕事を続けてもらいたいわけではありません。
新しい技術を習得し、常にステップアップを目指す前向きな姿勢を持っていると、採用してもらえる可能性が高くなります。
プログラミングを使った就活でさらに有利になるポイント3つ
プログラミング就活をさらに有利に進めるポイントが3つあります。
そのポイントについて、以下に詳しく見ていきます。
- ポートフォリオがある
- 自分の強みが分かっている
- 専門性の技術がある
ポイント1:ポートフォリオがある
自分のスキルや実績をあらわすポートフォリオがあれば、就活を有利に展開できます。
なぜなら実務経験のない未経験者の場合でも、「0からどのくらいの作品を作れるのか」「コーディング技術がどのくらいあるのか」をわかってもらえるからです。
自分の能力をアピールするためにも、ぜひポートフォリオは作っておきましょう。
ポイント2:自分の強みが分かっている
前提として、プログラミングで「何を作るのが得意か」が分かっていると、自己分析もできているし明確にアサインしたいポジションがあった場合に採用されやすいです。
例えば、エンジニアにはバックサイドとフロントサイドと言われるものがあります。
自分は今までの経験から、
- フロントサイドの開発が強い、興味があるのか
- バックサイドの開発が強い、または興味があるのか
などを話せるようになっておくことで、自分の興味・スキルと企業の求める人物像のミスマッチをなくせるんです。
ただこれは、あくまでなのでピンポイントで自分がやりたい目的が明確な人向けの回答です。
そのため、現時点でやりたいことが決まっていなくても大丈夫ですが、自分が強い言語や何をしていきたいかは人事にうまく伝えられると良いですよ!
ポイント3:専門性の技術がある
ポイント2と似るのですが、専門的な技術を持っているとさらに有利に進められます。
なぜなら各言語には特徴や用途があり、求人トレンドが違うからです。
プログラム言語には、スマートフォンアプリの開発に特化したものやゲームの開発に向くものなど、さまざまな種類があります。
自分がやりたい分野の言語を専門的に学ぶと、就活にも有利に働きます。
プログラミング就活の面接に役立つ事前準備ステップ3つ
面接は事前の準備が大切といわれますが、具体的に何をすればいいのかわからない方も多いかと思います。
そこでプログラミング就活の面接に役立つ事前準備を3つご紹介します。
- 自分が「どの言語で何かできるのか」を言語化する
- 目的を明確にする
- 自分の得意なことややりたいことができる企業を探す
ステップ1:自分が「どの言語で何かできるのか」を言語化する
「自分がどの言語で何が可能か」を理解しておきましょう。
なぜなら企業が求めるのは、ただコードが書ける人ではなく、システムを理解して考えながらコードを実装可能な人材だからです。
大事なのは、完成形をイメージして実現可能なスキルです。
自分の得意な言語でどんな事柄が可能かをアピールするのは強みになります。
ステップ2:目的を明確にする
就職後にどんなキャリアを積んでいきたいのかを明確にするのも大事です。
なぜなら企業は中期的にどのような形で会社に貢献していきたいかを問うているからです。
漠然とした答えではなく、どんなITエンジニアになりたいのか、どんなスキルや経験を積んでいきたいのかなど、より具体的な目標を共有してほしいのです。
ステップ3:自分の得意なことややりたいことができる企業を探す
自分のやりたい点が明確になったら、それを活かせる企業を探すのがベストです。
なぜならミスマッチを減らし、就活時間を有意義に過ごせるからです。
自分の得意な、またはやりたい事柄が行える環境は、やりがいもあり楽しく仕事ができます。
やりたい事柄を志望動機でしっかりアピール可能なように整理してみましょう。
就活生にオススメのプログラミング勉強方法3つ
プログラミングの学習といっても、やり方は人それぞれです。
なぜなら自分のペースで進めたい人、誰かに教わりながら学習したほうが理解しやすい人など、さまざまだからです。
ここでは以下の3つのやり方についてご紹介します。
- プログラミングスクール
- 長期インターンシップ
- 独学
勉強方法1:プログラミングスクール
大学生には最もオススメの学習方法は、プログラミングスクールに通って学習することです!
以下5つの理由を見て見ましょう。
- 大学生には、スクールに通える時間がある。
- 途中で挫折せず、効率的に学習できる
- 学生割引・学生限定もある
- 仕事の幅が広がる・個人でも生きていける
- 就職に有利・就職支援を行う会社もある
社会人になると『スクールに通う時間がないよ〜』と諦めてしまいがちですが、大学生には十分に時間があります。
エンジニア就職をすれば年収UPに繋がるので、長期的な目線での自己投資だと思ってスクールを活用してくださいね!
勉強方法2:長期インターンシップ
2つめの方法は長期インターンシップですが、この方法もオススメです。
なぜなら実践形式で学習可能なうえに、お金ももらえるからです。
また長期インターンシップでは、実際のITエンジニアの働き方やコミュニケーションの取り方を肌で感じられ、就活でも非常に役に立ちます。
勉強方法3:独学
3つめの方法は独学ですが、この方法は自分のペースで学習を進めたい方にはオススメです。
なぜなら自分のやりたい言語に集中して好きなだけ時間を費やせるからです。
基礎を学ぶだけなら、本やProgateなどを使えばスクールに比べて費用も安く抑えられます。
ただし独学の場合、自分の成果物がないと就活ではアピール力に欠ける欠点もあります。
これからプログラミングを学ぶなら有利な言語
これからプログラミングを学ぶなら、Java、PHP、Rubyが有利です。
なぜなら求人案件数が圧倒的に多いからです。
また最近は、AI(人工知能)・機械学習ブームを追い風にPythonの需要も増えてきています。
以下に、人気のある言語について簡単に解説します。(カッコ内は主なサービスや用途)
- Java・・・処理速度が高く、大規模システムに適している(Evernoteなど)
- PHP・・・Webサービスを比較的簡単に作れる(WordPressなど)
- Ruby・・・プログラミング特有の記号が少なく、初心者向け(クックバッドなど)
- C#・・・マイクロソフトが開発した言語(ゲーム開発ソフト「Unity」でのプログラミング)
- JavaScript・・・汎用性が高く、Webサイトやアプリをはじめ、さまざまな分野で活用
- Python・・・数値計算やAI・機械学習などに使えるライブラリが豊富(Instagramなど)




就活のためにプログラミングを学ぶ時の注意点
プログラミングのスキルがあると就職に有利です。
なぜならプログラマーにならなくても、ITコンサルタントなどIT関連の仕事にもプラスになるからです。
しかしクリエイティブな仕事なので、向き不向きがあります。
楽しくないと思ったら別の道を選択すればいいので、就活のためだけに無理してプログラミングを学習するのはやめましょう。
今後に役立つスキルを身につけて就活に活かそう!
この記事で解説する『プログラミングが就活に有利な理由4つと勉強方法』を理解すれば、大学生でもきちんと就活に有効活用できますよ!
最後にもう一度内容を確認しましょう。
- ITエンジニアは需要が高い
- IT産業は将来性がある
- 将来フリーランス・副業として働ける
- 人間力が上がる
- ポートフォリオがある
- 自分の強みが分かっている
- 専門性の技術がある
プログラミングの需要は高まり続けるので、学生のうちにスキルを身につけてIT人材としてキャリアを歩みましょう!