- プログラミングを勉強するとき目的を設定したほうがいいのはなぜ?
- 目的別のおすすめプログラミング言語を知りたい
- プログラミング教育を義務化した目的は何だろう?
といった悩みを解決できる記事になっています。
この記事で解説する『まずは3つの視点からプログラミングを学習する目的を紹介!』を理解すれば、プログラミングの勉強をするときに目的を設定したほうがいい理由がわかりますよ。
それでは『まずは3つの視点からプログラミングを学習する目的を紹介!』でプログラミングを学習する目的を知っていきましょう。
目次
まずは3つの視点からプログラミングを学習する目的を紹介!

プログラミングスキルが身につくとたくさんのメリットがありますよ。
たとえば、学校教育での必修化や、企業のIT人材ニーズに対応できることがあげられますね。
ここでは、次の3つの観点からプログラミング学習の目的を紹介します!
学校での必修化:思考力・ITリテラシーの養成
プログラミングが必修化された理由は「プログラミング的思考力」を向上させるためです。
プログラミングスキルそのものを伸ばすのではなく、プログラミングに必要な論理的思考力や問題解決力を伸ばし、情報化社会への対応力の醸成が重視されています。
プログラミング的思考力が身につけば、国語・算数・理科など他の教科での論理立てなどにも役に立つことが期待できますよ!
企業研修など:IT人材育成・ビジネスIT教養
近年では、IT人材の育成やビジネスITスキルの向上を目的として、企業研修やセミナーでプログラミングを導入する企業が増えています。
背景には、AI・IoT・ICTなどの発展による製品開発エンジニアの不足や、IT業界以外でも業務効率化のためのシステム導入が進んでいることが挙げられます。
エンジニア以外の業種でも、ITの基礎知識があればデジタルツールの導入や業務効率化を手動するスタッフが必要ですね。
個人:キャリアアップ(副業・転職・個人開発 など)
キャリアアップを目的として個人でプログラミングを学ぶケースも増えています。
具体的には副業で収入を増やしたり、エンジニアを目指して転職したり、個人レベルのアイデアを実現するためなどですね。
またプログラミング技術は日々進歩しているので、一度身につけたスキルを陳腐化させないために現役のエンジニアとして勉強を続ける人もいますよ!
挫折率にかかわる!プログラミング学習に目的設定が重要な理由3つ

プログラミング学習は実現させたい動作を決め、それに向けてコードを書いて動かし、生じたエラーを解消する作業がメインになります。
そういった積み上げ学習で挫折しないためには、おおまかでもいいので目標(ゴール)の設定が大切です。
たとえば「エンジニアとして転職してキャリアアップしたい」「自分のアイデアを形にしたい」などですね。
以下では、プログラミングを学習するうえで目的設定が重要な理由を3つ紹介します。
- 言語・勉強方法が決まらない
- 学習を継続するモチベーションを維持できない
- プログラミングの勉強自体が目的になってしまう
理由1:言語・勉強方法が決まらない
目的がなければ、どの言語をどのような方法で学習していくのかが決まりません。
というのもプログラミング言語には多くの種類があり、言語によって開発できる分野や勉強方法が違うからです。
目的を決めずに勉強すると、身につけたいスキルを習得できなかったり、効率の悪い方法で勉強する原因になりますよ。
学習している言語に対するこだわりや愛着もわかないので、行き詰まると挫折してしまったり、言語や内容を変えてしまいます。
理由2:学習を継続するモチベーションを維持できない
目的を設定しなければ、学習の進捗度や達成に向けて何をすべきかがわかりません。
そのため、自分が今どれくらい成長できているかを実感できず、モチベーションの低下に繋がりやすいんですね。
また、実現すべきことがないため習得を急ぐ必要もないので学習間隔を空けてしまったり、色々な教材に手を付けたりと学習効率が悪くなり、習得に時間がかかります。
理由3:プログラミングの勉強自体が目的になってしまう
プログラミングを学ぶこと自体が目的になると挫折しやすくなります。
なぜなら、学習の終着点がなくなって学習を続ける動機が薄れていくためです。
プログラミング技術は日々進歩しているので、どれだけ勉強を続けても、新たに学習すべき言語や内容は尽きません。
そのため、あくまでも業務を効率化したり、アプリやサービスを作るための手段であり、目的ではないという認識を持って学習しましょう。
目的別に紹介!おすすめのプログラミング言語7つ

プログラミング言語は種類が多く、選び方に困っている人も多いはず。
言語によって得意分野や開発できる内容が違うので、目的にあった言語を選ぶための方法を7つ紹介しますね!
- エンジニアとして転職したい
- 副業・フリーランスで稼ぎたい
- Webサイトを作りたい
- アプリを作りたい
- ゲームを作りたい
- ロボットを作りたい
- 仕事に役立つプログラムを組みたい
目的1:エンジニアとして転職したい
エンジニアとして転職を目指すなら、求人数の多いメジャーな言語を選ぶと就職活動で有利になれます。
メジャーな言語の中でもとくに求人数が多いJava、PHP、Pythonがおすすめですね!
出典:レバテックキャリア
レバテックが保有する求人データによると、2019年度は上記3言語だけで求人全体の約6割を占めているんです。
以下を参考にして、自分が希望する開発ができる言語を選んでくださいね。
- Java:大規模なシステム開発、Androidアプリ開発
- PHP:Webサイト構築
- Python:AIなどの機械学習、Webサービス開発
目的2:副業・フリーランスで稼ぎたい
副業・フリーランスで稼ぎたい人は、Webサイト制作系の言語を選びましょう。
その理由はWebサイト制作は案件数が多く需要が高いので、自分のスキルに見合う案件を探しやすいからです。
フリーランスで需要が高い言語はJava、PHP、C#/C#.NETで、以下の使用例とあわせて参考にしてください。
- Java:大規模なシステム開発
- PHP:Web開発
- C#/C#.NET:機械制御、Webシステムの開発
目的3:Webサイトを作りたい
自社製品や自分の店舗、趣味やサークルを紹介するためにWebサイトを作りたいと考える人も多いでしょう。
Ameba Owndやはてなブログなどのサイト作成サービスを使えば、プログラミングスキルがなくてもサイトを作れます。
しかしHTMLやCSS、JavaScriptを身につければ、「商品一覧」や「サークルのロゴに動きをつける」といったデザインや動きを持たせて、個性的なサイトが作れるんです。
さらにPHPやPython、Rubyのスキルがあれば、サーバーを使ったWebサイト構築もできるようになりますよ!
- PHP
- Ruby
- Python
- JavaScript
目的4:アプリを作りたい
プログラミングスキルがあれば、日常生活を便利にできます。
なぜなら「こんなアプリがあれば便利なのに」というアイデアを思いつくだけで諦めていたものが、自作できるようになるからです。 なお、アプリには相性がいい言語が決まっているので、Webアプリ、スマホアプリ、PC上で動くデスクトップアプリの3種類にあわせて以下の言語を選んでくださいね!
- Webアプリ:Ruby
- iPhoneアプリ:Swift
- Androidアプリ:Java
目的5:ゲームを作りたい
スマホゲームやブラウザゲーム、家庭用ゲーム、VRゲームなどを開発したい人は以下5つの言語を学習しましょう。
近年では、ゲーム開発ソフトウェアの「ゲームエンジン」が発展して、音楽やイラストの素材を自由に使えるようになっています。
とはいえゲームを作るためにプログラミングスキルは必要ですし、高度なゲームが作れる言語ほど難易度が高くなります。
- C#
- C++
- JavaScript
- Swift
- Ruby
目的6:ロボットを作りたい
ロボット作りや機械学習に興味がある人は、PythonやC、C++を学習しましょう。
とくにPythonはCやC++よりもシンプルな構造で汎用性が高いので、いろいろな場面で使える言語としておすすめですよ!
たとえば、Pepperのプログラムの一部にはPythonが使われていたりしますね。
最近ではプログラミングを学べる「ロボット開発キット」が売られているので、気になる言語があれば対応するキットを試してみましょう。
- Python
- C
- C++
- JavaScript
- R言語
目的7:仕事に役立つプログラムを組みたい
伝票の入力やデータの集計といった手作業では時間がかかる業務を自動化できるシステムを作れれば、業務を効率化できます。
以下の作業例を参考にして、効率化できる業務がないか考えてみるといいですね!
WordやExcelなどのOffice製品単体で完結する作業を自動化するときはVBA、汎用的な自動化ツールを作るときはPythonがおすすめです。
- データ収集・入力
- 商品の在庫管理
- 会計管理
- 金融機関の入出金
- 物流の配送管理
目的を持つことが大切!プログラミングの勉強を始める手順3つ

目的を決めてプログラミングの勉強を始める際の手順を3つ紹介します。
効率的に学習を進めるならプログラミングスクールの受講も検討しましょう!
- 目的を明確にして言語を選ぼう
- 目的に向けた小さな目標をたてよう
- 実際にコードを書いて勉強しよう
手順1:目的を明確にして言語を選ぼう
「Webサイト構築案件を獲得して副業で稼ぎたい」「JavaScriptを身につけて、趣味でゲームを作りたい」「個性的なブログサイトを作りたい」のように目的をはっきりさせて言語を選びましょう。
なぜなら学習すべき言語の候補を絞れ、学習の方向性が決まるからです。
目的に向かってやるべきことが決まれば、やる気が出て学習がはかどりますよね!
手順2:目的に向けた小さな目標をたてよう
「Nintendo Switch並みのハイクオリティなゲームを作る」など、大きすぎる目的を持つのは悪いことではありません。
しかし最初から難しいプログラムを組もうとすると、なかなか完成できずにやる気がなくなっていき、学習を挫折しやすくなります。
まずは小さな目標をコツコツ達成して、成功体験を重ねましょう。
手順3:実際にコードを書いて勉強しよう
教材を読むだけではコードを書く力は身につかないので、実際にコードを書いて実行してみましょう。
最初のうちはエラーが頻繁に発生すると思いますが、諦めずに解決方法を探して解消していけば、少しずつエラーのないコードを早く書けるようになりますよ。
なお、現役のエンジニアですらすべてのコードを暗記しているわけではなく、コードのテンプレートをコピペしたものを必要に応じて書き換えて使うことが多いです。
そのため、学習においてもコードを暗記する必要はなく、わからないときに調べて書けば問題ありません!
効率よく学ぶならスクールを受講しよう!
基礎レベルのプログラミングスキルを習得するだけでも200〜300時間の学習が必要といわれています。
毎日2時間の学習だと3ヶ月〜6ヶ月、毎日7時間の学習でも1ヶ月〜2ヶ月はかかりますよね。
そのため学習のノウハウを持つスクールを受講して、独学よりも効率的にスキルを身につける方法をおすすめします。
スクールには以下のメリットがあるので、支援を受けてエンジニアとして転職を成功させたい人や、スクールで作った人脈を生かしてフリーランスの案件を獲得したい人におすすめですよ!
- 疑問点やエラーを講師に質問できる
- 他の生徒との交流がモチベーションに繋がる
- 転職・就職の支援を受けられる
目的別!おすすめのプログラミングスクール5選

プログラミングを習得する目的別におすすめのスクールを5校紹介します。
それぞれのスクールのおすすめポイントを以下で詳しく見ていきましょう!
- 30代で転職したいなら:TECH CAMPエンジニア転職
- 確実に転職したい20代は:DMM WEBCAMP
- 専用のコースで細かく学びたいなら:TechAcademy
- 目的に応じてコースを選びたいなら:CodeCamp
- 副業やフリーランスで稼ぎたいなら:侍エンジニア塾
30代で転職したいなら:TECH CAMPエンジニア転職

- 30代からでもエンジニア転職したい人
- 分からないことで挫折しないか不安な人
- 授業をやりきれるか不安な人
TECH CAMPエンジニア転職は、30代でエンジニアへ転職を考えている人におすすめです。
30代は転職保証の対象外なスクールが多いですが、TECH CAMPエンジニア転職は30代以上でも転職保証が付くんですよ。
実際に30代以上の受講者も多く、全受講者の30%が30代以上でありながら、転職成功率99%を実現しています。
新しくオンライン完結コースが開講されたので、地方に住んでいるの人でも受講できるようになりました。
確実に転職したい20代は:DMM WEBCAMP

- プログラマーやエンジニアへの転職を希望している人
- 信頼性の高い大手企業に転職したい人
- モチベーションが高い人たちと一緒に勉強したい人
DMM WEBCAMPは、確実に転職したい人、転職に有利な実績を作りたい人におすすめです。
キャリアアドバイザーによる自己分析に重点を置いたキャリアサポートが受けられます。
転職成功率98%・離職率1%と卒業生が納得できる転職を実現していて、さらに30歳未満なら転職保証制度がありますよ。(30歳以上は要相談)
完全オンラインで受講できるオンライン講座も開講しており、対応時間内であればいつでもチャットで質問し放題なので学習しやすい環境で学べます。
専用のコースで細かく学びたいなら:TechAcademy

- 1つの言語をじっくり学びたい人
- コストを抑えて学びたい人
- 完全オンラインで学びたい人
TechAcademyは、言語や内容ごとにコースが豊富に用意されているので、専用のコースで細かく学びたい人におすすめです。
ゲーム開発(Unity×C#)やデータサイエンス、ブロックチェーンなど、他のスクールでは取扱いが少ない技術を学べるのも特徴です。
オンライン完結型なので料金が安い上、セット受講やキャンペーンなどの割引が豊富ですよ。
また、1週間実際のカリキュラムに沿って学べる無料体験会も開催しているので、学びたいコースがあればぜひ参加してみましょう!
目的に応じてコースを選びたいなら:CodeCamp

- レッスン・質問の対応時間が長いスクールを受講したい人
- 幅広い内容の技術を習得したい人
- 学習時間を自由に決めたい人
CodeCampは、習得したい技術やスキルなどの目的に応じてコースを選びたい人におすすめです。
講師のプロフィールが公開・検索可能で、講師を指名して質問できますよ。
複数のコースが用意されていて、プログラミング以外にもWebデザイン、WordPressを利用したサイト作成も学べます。
レッスンを受けられる時間が7:00~23:40と業界で最も長く、早朝や深夜を活用したい人におすすめです。
副業やフリーランスで稼ぎたいなら:侍エンジニア塾

- 受講中に稼ぎたい人
- 卒業までに実績を付けておきたい人
- 受講後、すぐに仕事を受けたい人
侍エンジニア塾は、副業やフリーランスで稼ぎたい人におすすめです。
「案件獲得サポート」があるのが特徴で、これは受講期間中に個人でクラウドワークスなどで獲得した案件のサポートをしてくれます。
受講期間中に実践経験を積みつつ稼げるので、卒業後に独立するときに戸惑うことがありません。
専属の講師が入学から卒業までをサポートしてくれて、カリキュラムは個人にあわせたオーダーメイドカリキュラムを作成してもらえるので、挫折せず学習に集中できます。
プログラミングを勉強するときは目的を明確にしよう!まとめ

上記で紹介した『目的別に紹介!おすすめのプログラミング言語7つ』を参考にすれば、自分がどの言語を勉強すればいいのかわかりますよ。
最後にもう一度内容を確認しましょう。
- エンジニアとして転職したい
- 副業・フリーランスで稼ぎたい
- Webサイトを作りたい
- アプリを作りたい
- ゲームを作りたい
- ロボットを作りたい
- 仕事に役立つプログラムを組みたい
- 30代で転職したいなら:TECH CAMPエンジニア転職
- 確実に転職したい20代は:DMM WEBCAMP
- 専用のコースで細かく学びたいなら:TechAcademy
- 目的に応じてコースを選びたいなら:CodeCamp
- 副業やフリーランスで稼ぎたいなら:侍エンジニア塾
最初にプログラミングを学ぶ目的を明確にしておくことで、勉強の効率を上げて挫折する可能性を減らすことができます。
まずは自分の目的を考え、言語を選んでみましょう。