- プログラミングスクールの料金について知りたい
- 相場はいくらくらいなんだろう?
- 料金以外のスクールを選ぶ基準を知りたい
編集部: 荒木
この記事で解説する『料金だけじゃない!プログラミングスクールの選び方4つ』を参考にすれば、自分にあったプログラミングスクールを選ぶことができますよ。
実際にプロアカ編集部では、17社を超えるプログラミングスクールの特徴を調査してGoogleスプレッドシートにまとめ、「料金、サービス内容、受講形式、長所・短所」などを徹底比較しました!
また実際に9 社以上の無料カウンセリング・相談会へ参加し、スクール講師からアドバイスを受けているため、プロ視点での失敗しないスクール選びをお手伝いできる内容となっています。
さらにこの記事では、プロアカ編集部や各スクール講師の視点に偏らないための対策として、現役エンジニアの菅野さんに監修していただきました!
菅野
一人で比較するには多すぎる量の情報を整理し、プロのエンジニア・講師の協力のもとで皆様に有益な情報を厳選した記事となっていますので、ぜひ参考にしてくださいね!
それではまず『プログラミングスクールの料金相場』から紹介していきますね。
目次
プログラミングスクールの料金相場

以下の大手スクール8校の料金は約40万円ですね!
プログラミングスクールにかかる料金3つ

- 受講料
- 入学金
- それ以外の費用
それぞれの料金について、以下で詳しく見ていきましょう。
その1:受講料
受講料は10万円台のスクールもあれば、80万円以上するスクールもあります。
その理由は受講料はコースの内容や受講期間、サービスの充実度などによって異なるからです。
またプランによって料金を払うスクールや月額制のスクール、チケット制のスクールもあります。
ちなみに受講料が安い傾向にあるのは、教室や講師の維持費が低いオンライン完結型や集団講義タイプのスクールです。
高い料金を払ってでもスクールで学ぶべき理由は以下の記事で解説しています。

その2:入学金
スクールによっては入学金が必要なところもあるので、事前にチェックしておきましょう。
例えば侍エンジニア塾では29,800円(税抜)、CodeCampでは3万円(税抜)の入学金がかかります。
一方TECH CAMP エンジニア転職やDMM WEBCAMPでは入学金は不要です。
その3:それ以外の費用
プログラミングを勉強するには受講料や入学金以外にもさまざまな料金がかかります。
たとえば教科書代やスクールへの交通費、パソコンやタブレットの購入費・レンタル料金です。
何に料金がかかるのか、かかるとしたら自分で支払える範囲内か、支払えない場合に分割払いはできるのかを確認しておきましょう。
- 教科書などの教材費
- 教室への交通費
- パソコンやタブレットの購入費・レンタル代
- 延長料金(受講期間を延長する場合)
- 分割手数料(受講料を分割払いする場合)
【プログラミングスクールの選び方】料金以外に見るポイント5つ


- カリキュラムや学習期間を見る
- 講師の質を見る
- 無料レッスンやカウンセリングがあるか見る
- 信頼度の高いプログラミングスクールを選ぶ
- 料金の詳細を確認する
それぞれのポイントについて、以下で詳しく解説します!
ポイント1:カリキュラムや学習期間を見る
ひとつ目のポイントは、自分が確保できる勉強時間や生活リズムにあうカリキュラムを提供するスクールを選ぶことです。
なぜなら勉強に割ける時間や集中できる時間は人によって異なるからです。
たとえば働きながら空き時間に勉強する方は3か月~6か月のコース、学生、有休や退職後などでまとまった時間をとれる方は数週間~2か月程度の短期集中コースがおすすめですよ!
ポイント2:講師の質を見る
スクールを卒業して実務経験がある講師(現役のエンジニア)がいるかどうかもチェックしましょう。
その理由はスクールを卒業したものの実務経験がない講師からは、仕事に活かせる質のいい指導を受けられないからです。
また、卒業まで同じ講師が一貫して指導してくれるスクールを選んでください。
- 現役のエンジニアか
- 同じ講師が卒業まで一貫して教えてくれるか
- マンツーマンレッスンか
ポイント3:無料レッスンやカウンセリングがあるか見る
無料レッスンやカウンセリングに参加すれば、実際の教室や学習環境の雰囲気、講師との相性などがわかります。
自分にあうカリキュラムや講師の質などもその機会に相談・質問をしましょう。
申し込む前に疑問点を解消しておけば、入学してからのミスマッチを防げますね。
ポイント4:信頼度の高いプログラミングスクールを選ぶ
質の悪いスクールを使っても思うようにスキルを習得できなければ、通う意味がないので、信頼できるスクールを選びましょう。
たとえば受講料が無料のスクールは学習環境や講師の質が悪かったり、就職先が限定的だったりします。
また単なる悪口を除いて、受講生の生の声が聞けるSNSの評判も参考になりますよ。
- 無料のプログラミングスクール
- SNSなどの評判が悪いプログラミングスクール
ポイント5:料金の詳細を確認する
5つ目のポイントはスクールの受講料だけでなく、学習環境全体を整えるのに必要な金額を確認することです。
スクールの料金体系や金額はスクールによって違うので、自分が余裕をもって支払える金額かどうか確認してくださいね。
キャッシュバックやキャンペーンなどの割引、返金保証があるか、ある場合の条件も確認しておきましょう!
補足:料金の支払いについて確認する
スクールの料金は数十万円と高額ですが、ほとんどの場合で分割払いができます。
そのため分割払いできる回数・期間や分割手数料も確認して、トータルで支払える金額かどうかを考えましょう。
たとえばTECH CAMPエンジニア転職では、6回の分割払いで受講料の4%、12回で9%、24回で20%の分割手数料がかかりますよ。
コスパのいいおすすめプログラミングスクール5つ


それでは、順番に見ていきましょう。
- 98%の高確率で転職したいならDMM WEBCAMP
- 費用を抑えてオンライン受講したいならTechAcademy
- 30代で転職保証を受けたいならTECH CAMP エンジニア転職
- IT知識を広く浅く知りたいならTECH CAMP プログラミング教養
- オーダーメイドカリキュラムで学習したいなら侍エンジニア塾
プログラミングスクール | 入会金 | 料金 | 分割払い/月 | 転職 支援 | 受講 教室 | オン ライン |
---|---|---|---|---|---|---|
![]() ![]() 公式ページを見る ![]() ![]() | – | 3ヶ月コース 62.8 万円~ | 1.5 万円~ | ✔ | 東 大 | – |
![]() ![]() 公式ページを見る | – | 4週間プラン 14.9 万円~ | 0.62 万円~ | ✔ | – | ✔ |
![]() ![]() 公式ページを見る | – | 短期集中スタイル (10週間) 64.8 万円~ | 3.5 万円~ | ✔ | 東 名 大 | – |
![]() ![]() 公式ページを見る | 19.8 万円 | 月額 1.98 万円 | 0.85 万円~ | – | 東 名 大 | ✔ |
![]() ![]() 公式ページを見る | 2.98 万円 | スタンダートコース (1ヵ月プラン) 16.8 万円~ | 0.7 万円~ | ✔ | – | ✔ |
・料金は基本的なコースのものを掲載
・東:東京、名:名古屋、大:大阪
98%の高確率で転職したいならDMM WEBCAMP
- 質の高い転職支援を受けたい人
- プログラマーやエンジニアへの転職を希望している人
- 実務に近い実践的なカリキュラムを受けたい人
DMM WEBCAMPは転職成功率が98%なので、転職成功率が高いスクールに通いたい人におすすめです。
受講生の95%が未経験なので、未経験からエンジニアに転職したい人にもおすすめですよ。
条件を満たせば最大で授業料の70%(56万円)がキャッシュバックされる専門技術講座コースもあります。
転職できなかった場合「全額返金」の保証がついています。
費用を抑えてオンライン受講したいならTechAcademy
- コストを抑えて学びたい人
- オンライン完結型のスクールで学びたい人
- 学びたい言語が決まっている人
TechAcademyは、コストを抑えてオンラインで受講したい人におすすめです。
教室を設けないオンライン完結型スクールなので他のスクールと比べて料金を抑えて受講できますよ。
JavaコースやPHP/Laravelコース、Pythonコースなど、言語ごとのコースがあり、目的の言語別に学べるので、すでに学びたい言語が決まっている人にもおすすめです。
TechAcademy利用者を対象に転職支援があり、TechAcademyが紹介する求人情報へのエントリーできます。
30代で転職保証を受けたいならTECH CAMP エンジニア転職
- 未経験から転職を目指したい人
- 手厚いキャリアサポートを受けたい人
- 30代以上で就職保証付きのスクールに通いたい人
TECH CAMP エンジニア転職は未経験から転職したい人や、30代以上で確実に転職したい人におすすめです。
受講者の99%が未経験者、90%が非IT業界出身者だが高い転職成功率を誇っています。
また、転職保証が20代限定のスクールが多い中、TECH CAMP エンジニア転職は30代以上でも転職保証が付きますよ。
料金は高めですが、教材や講師、学習環境など様々なサポートにこだわっているのでコストパフォーマンスは充分です。
IT知識を広く浅く知りたいならTECH CAMP プログラミング教養
- ITの知識を深く浅く知りたい人
- コストパフォーマンスが高いスクールで学びたい人
- 経営者、Webマーケターなど、エンジニアに仕事を振る立場の人
TECH CAMP プログラミング教養は、『広い範囲のIT知識を得たい人』や『社員の的確な人員配置を行いたい経営者』などにおすすめです。
WEBサービスやアプリ開発、AI、デザインなど、全7種類の様々なITスキルを学べますよ。
「月額制で最新技術を学び放題」というシステムなので、一度入学費(198,000円)を払えば月額19,800円で学び放題です。
オーダーメイドカリキュラムで学習したいなら侍エンジニア塾
- 挫折率の低いスクールで学びたい人
- 受講中に実績を積みたい人
- マンツーマンレッスンを受けたい人
侍エンジニア塾は、個人の目的や目標にあわせたオーダーメイドのカリキュラムで学びたい人におすすめです。
自分に合った学習ができるので、挫折率が低いのが特徴です。
受講期間中にクラウドソーシング経由で獲得した案件を納品する経験を積めるので、転職活動で実績としてアピールできますよ。
スタンダードコース、AIコース、転職コースがあり、転職コースは転職成功で受講料が無料になります。
プログラミングスクールの料金を抑えるコツ4つ


- 割引キャンペーンを利用する
- 無料レッスンやカウンセリングの特典を利用する
- キャッシュバックを利用する
- 分割払いを利用する
スクールはさまざまなキャンペーンを行っているので、活用しない手はありませんよ!
コツ1:割引キャンペーンを利用する
スクールによっては季節ごとのキャンペーンや友達紹介キャンペーン、学割などを実施していますよ。
たとえばCodeCampの友達紹介キャンペーンでは、紹介した友人がコース受講に申し込むと、紹介者と友人にAmazonギフト券10,000円分がプレゼントされます。
ほかにもキャンペーンをしているスクールがあるので、下記を参考にしてお得にスクールを利用しましょう!
- CodeCamp:友人の紹介でAmazonギフト券10,000円分
- DMM WEBCAMP:友人の紹介でAmazonギフト券10,000円分
- TECH CAMP プログラミング教養:友人の紹介でAmazonギフト券3000円分/友人と一緒のエントリーで受講料10%割引
- TechAcademy:学割がある
コツ2:無料レッスンやカウンセリングの特典を利用する
無料レッスンやカウンセリングの参加特典として、授業料の割引クーポンやギフトカードがもらえるスクールがあります。
無料レッスンやカウンセリングに参加すれば、ホームページからはわからないスクールの雰囲気や疑問点がわかるので、必ず参加してください。
- TECH CAMP エンジニア転職:カウンセリング当日のエントリーで受講料10,000円OFF
- TECH CAMP プログラミング教養:オンライン無料受講3日以内のエントリーで受講料5,000円OFF
- CodeCamp:無料体験レッスン受講で受講料10,000円OFF
コツ3:キャッシュバックを利用する
一定の条件を満たせば、授業料の全額(または一部)が返ってくるキャッシュバックを利用して料金を抑える方法もあります。
たとえばDMM WEBCAMPの転職コース専門技術講座は、申請をすれば授業料が最大70%(560,000円)キャッシュバックされますよ。
- DMM WEBCAMP:最大で授業料の70%(560,000円)がキャッシュバック
- POTEPAN CAMP:ポテパン経由で就職すると受講料全額キャッシュバック
コツ4:分割払いを利用する
料金の一括払いが難しいときは、分割払いにすれば月々の支払いが数千円~2万円ほどで済みますよ。
ただし分割手数料がかかるので、一括払いよりもトータルの支払金額が多くなる点に注意してくださいね。
スクールによって分割払いができる回数や期間、分割手数料が違うので、申し込む前に確認しておきましょう。
料金以外も大切!プログラミングスクールを選ぶときの注意点2つ


- 料金だけで選ばない
- 無料のプログラミングスクールは利用しない
それぞれの注意点について、以下で詳しく解説しますね。
注意点1:料金だけで選ばない
ひとつ目の注意点は、料金の安さだけでスクールを選ばないことです。
その理由は講師がつかずに独学に近い状態で勉強することになったり、サービスの質が悪い可能性が高いからです。
料金だけを見ると高額でも、サービスの質がいいスクールもあるので、料金とサービスのバランスを考えてスクールを選びましょう。
注意点2:無料のプログラミングスクールは利用しない
無料のスクールからは、キャリアアップにつながらない企業やブラック企業に就職させられる可能性があるため、利用を避けましょう。
無料のスクールは受講料の収入がない分、受講生を提携先の企業に就職させることで、企業から報酬を得ています。
そのため提携先の企業の質の保証もなく、企業の選択肢も狭いので避けたほうがいいですよ。
プログラミングスクールを受講する前の準備2つ


- プログラミング言語の予習をする
- プログラミングを学ぶ目的を明確にする
スクールの受講前で高まっているモチベーションを上手に使って、いいスタートダッシュを切りましょう!
準備1:プログラミング言語の予習をする
スクールが始まる前に軽くプログラミングに触れてみましょう。
プログラミングの基本や雰囲気がわかり、スムーズにスクールの授業に入れますよ。
有料の教材を買う必要はなく、Progate(プロゲート)などの無料のプログラミング学習サービスを利用すれば大丈夫です。
具体的な言語としては、習得難易度が低いPHPやRuby、Pythonなどがおすすめですよ!
準備2:プログラミングを学ぶ目的を明確にする
目的が不明確なままでスクールに通っても、必要なスキルを身につけられないので、プログラミングを勉強する目的をはっきりさせましょう。
どの言語を学べば自分の習得したいスキルが身につくのかや、スクールにどんなサポートを求めているのか考えましょう。
たとえば「マンツーマンで質問ができる環境でPythonを勉強して、AIやデータ分析を身につける」などですね!
- 転職保証
- 手厚いキャリアサポート
- マンツーマンレッスン
- 質問ができる環境
プログラミングスクールの料金まとめ
最後にもう一度内容を確認しましょう。
- プログラミングスクールの料金は大きく分けて受講料、入学金、それ以外の費用の3つにわけられる
- 料金だけではなく、サポートや講師の質にも注目してスクールを選ぼう
- キャンペーンや特典を利用すれば料金を抑えてスクールの受講ができる
- 98%の高確率で転職したいならDMM WEBCAMP
- 費用を抑えてオンライン受講したいならTechAcademy
- 30代で転職保証を受けたいならTECH CAMP エンジニア転職
- IT知識を広く浅く知りたいならTECH CAMP プログラミング教養
- オーダーメイドカリキュラムで学習したいなら侍エンジニア塾
『プログラミングスクールにかかる料金3つ』で紹介したように、プログラミングスクールを受講するためには受講料以外にも様々な料金がかかります。
自分の用意できる予算や、プログラミングを学んで得られるリターンを考え、納得できる料金とサービス内容のスクールを選びましょう。