- 初心者が挫折しやすい理由って?
- 初心者が学びやすい言語や勉強方法はあるの?
- 人に聞ける環境ってどんな環境?
編集部: 荒木
この記事で解説する『プログラミングで挫折しない方法4つ』を理解すれば、プログラミング初心者でも挫折せずにプログラミングを勉強できます。
この記事では、実際にエンジニアの菅野さんに監修いただきながら、初心者の挫折リスクとその理由についてまとめています!
菅野

また、まとめるにあたり下記のような情報も参照しました。
- 現役エンジニアの解説
- スクール講師による傾向の解説
- スクールによる受講者アンケートの結果
- SNSなどでの学習者の悩み
- 筆者の経験に基づくつまづきどころ
では、まずは『プログラミングで挫折しやすい理由6つ』から紹介していきますね!
目次
初心者の挫折率は90%!プログラミングで挫折しやすい理由6つ
プログラミングの学習時に挫折したことのある人は9割に及んでいるんです!
とはいえ、勉強する際に挫折の原因に対処できていれば大丈夫なので安心してください!
この記事で原因と対策について紹介していきます。
まずは、以下で挫折しやすい理由6つについて紹介しますね。
- 環境構築ができない
- わからないことを訊く人がいない
- やりたいことが決まっていない
- 使っている教材が難しい
- 習得したことを練習していない
- 初心者には難しい言語を選んでいる
理由1:環境構築ができない
環境構築でつまづいて、始める前に諦めてしまう人もいます。
環境構築とは、言語を使う準備のことです。
例えば、ターミナルやコマンドプロンプトなど、PCに命令を与えるアプリケーションの設定でつまづくこともあるんですね。
しかし、環境構築が不要な言語やサービスを使えば簡単に勉強を始めることができますよ!
理由2:わからないことを聞く人がいない
わからない部分が出てきたときに、質問可能な環境でないと挫折しやすくなります。
なぜなら、ひとつのエラーに時間と労力がかかりすぎて、プログラミングの学習が苦痛になるからです。
具体的には「エラーが起こる→調べても解決できない→エラーが直らない→学習が進まない」という負の連鎖に陥ってしまうんですね。
しかし、初心者がつまづくエラーのほとんどは、誰もが経験しているので、聞けばすぐに解消できますよ!
理由3:やりたいことが決まっていない
やりたい事柄が決まっていないと、学習に意味を感じられなくなってやめやすくなります。
なぜなら「プログラミングを学ぶ行為自体」が目標だと、目指すものがないからです。
プログラミングはあくまでもアイデアや職業選択をするための手段にすぎません。
また、プログラミング言語は多数あり、目的ごとに適したものが違うため、ゴールを決めないと何を学べばいいかも決まらないんですね。
理由4:使っている教材が難しい
教材の内容が難しいのも、初心者が挫折しやすい理由です。
たとえば「コードや専門用語が多くて難しい」「理解できないから自分には向いてない」と思い込んでしまう方が多くいます。
理解が追い付かないまま進めると、サンプルコードをコピペするだけの学習になり、自分が何を実行しているのかわからないんですね。
また、序盤の単元で専門用語の解説が済まされ、その後繰り返されない教材も多くあります。
そのため、途中から「読んでも理解できない」と悩む人も多くいますよ!
理由5:習得したことを練習していない
プログラミングは「自分が成長した」点を実感できないと挫折しやすくなります。
なぜなら、練習をしないと「せっかく学んだスキルが自分のものにならない」ので、成長を感じられないからです。
菅野
そのため「簡単なアプリケーションを作る」など、すぐに実行可能な事柄から始めると、目に見える形で自分の成長を実感しやすくなります。
理由6:初心者には難しい言語を選んでいる
プログラミング言語の「最初の選択」を間違えると挫折しやすくなります。
なぜなら「Java」や「C言語」は文法が難しく、初心者にはわかりづらいからです。
難しい言語の特徴は、文法が複雑で初心者では読み書きしづらく、自分が何をしているかわからなくなりやすいことです。
はじめてプログラミングに触れる方は、後述する「初心者にオススメの言語」を参考にしてください。
プログラミングで挫折を防ぐ方法6つ
以下6つは、挫折しないための対処方法です。
初心者の方は事前に把握し、モチベーションを維持しながら効率よく学習しましょう。
- 誰かと学べる環境に身を置く
- 目標やゴールを決める
- 正しい順番で学習を進める
- 毎日2~3時間の勉強時間を確保する
- 自分で検索する癖をつける
- 学びやすい言語を選ぶ
方法1:誰かと学べる環境に身を置く
すぐに相談可能な相手がいる環境に身を置くと、疑問を抱え込まずに済みます。
なぜなら、メンターや受講生同士で不明点を質問して、すぐに解消できるからです。
また仲間と学習すると、初心者特有の悩みを共有したり、スキルを競いあったりできるんですね。
そのため、モチベーションなどの精神面のケア効果もあり、挫折しづらくなりますよ!
- 友人や知り合いと学んでみる
- SNS等でコミュニティを探す
- メンターのマッチングサービスを使う(MENTAなど)
- プログラミングスクールに入る など
方法2:目標やゴールを決める
学習後に何を実現したいかを明確にしましょう。
なぜなら、単元や課題をクリアするごとに目標に近づく実感が得られ、モチベーションの維持に繋がるからです。
たとえば「サービスをアプリで作りたい」「Webサイトを1から作成したい」などが挙げられます。
また、目的が決まれば自ずと必要な言語スキルや辿るべきカリキュラムも決まってくるので、学習計画も明確になりますよ!
方法3:正しい順番で学習を進める
プログラミングを学ぶときは、教材の学習手順を守りましょう。
なぜなら、正しい手順で学ばないと知識が断片化して時間と労力がかかるからです。
例えば、Webサイトの作成にはHTMLとCSSで基礎を作り、JavaScriptで効果を付ける手順が必要です。
菅野
必ず目標に合った教材を、順番に学習していきましょうね!
必ず目標に合った教材を選ぼう!
プログラミングの勉強には「◯◯の作り方」系の教材を使いましょう。
なぜなら、目標を実現するために必要なスキルと手順を適切に学べるからです。
- webサイトの作り方→Ruby on Railsを用いたwebサイトの作成
- 画像投稿アプリの作り方→PHPを用いた画像投稿アプリの作成 など
菅野
方法4:毎日2〜3時間の勉強時間を確保する
毎日2~3時間の勉強時間を確保しましょう。
なぜならプログラミングは「エラーについて調べる時間」や「コードの入力」など、検索や動作確認をする時間が多いからです。
プログラミングの習得には、最低200時間は必要とされています。
毎日3時間の勉強を週5日で継続した場合、約2ヶ月(約66日)でスキルを習得可能な計算となりますね。
方法5:自分で検索する癖を付ける
分からないことの調べ方を身につけましょう。
なぜなら、プログラミングの勉強は暗記ではなく、調べる技術がとても大切なテクニックになるからです。
具体的には、「調べて出てきたコードをコピペ→実行→コードの意味を理解→繰り返し」の順序を習慣化することが大切です。
調べるときは、次のツールを有効活用してみましょう!
- Google検索:解決法をまとめた記事などを探せる
- 質問サイト(teratailなど):既修者の質問・回答を参考にしたり、自分も質問できる
- IT特化サイト(Qiitaなど):既修者のまとめ記事や備忘録を見られる
方法6:学びやすい言語を選ぶ
言語にはそれぞれ難易度があります。
そのため、初心者は易しめの言語を選ぶと挫折しづらくなりますよ!
おすすめの言語は次の見出しで詳しく解説しますので、参考にしてくださいね!
初心者におすすめの挫折しにくいプログラミング言語3選
ここでは初心者が学びやすい言語を紹介します。
学びやすさの観点から、以下3つの言語がオススメです。
- ブラウザで手軽に開発をはじめられる:Python
- 日本語での学びやすさNo.1:Ruby
- 実行結果がすぐ確認できて実感が湧く:JavaScript
ブラウザで手軽に開発をはじめられる:Python
Pythonはブラウザ上で実行でき、環境構築が不要なため初心者におすすめです。
普段使い慣れているブラウザからPythonを動かすことができるので、苦手意識を感じずに始められますよ!
- AI/機械学習
- webアプリケーション開発
- 統計、データ分析
Pyrthonは、今後データ分析やAI分野での需要が伸びてくると考えられていて、注目度・将来性が高い言語です。
そのため、機械学習やデータ分析で活躍できるようになりたいと考えている人におすすめします!
日本語での学びやすさNo.1:Ruby
Rubyは日本人が開発した言語なので、日本語の教材が多くあります。
文法がわかりやすく、少ないコードで作成可能なので、初心者でも始めやすい言語として人気があります。
また、日本でもっとも多くwebアプリケーション開発の言語として使われていることも特徴ですね。
「webアプリの作成」や「スマホアプリの開発」などを視野に入れている方にオススメですよ!
実行結果がすぐ確認できて実感が湧く:JavaScript
JavaScript を使うと、webサイトに動きを付けられます。
そのため、自分が「実行した結果」がわかりやすく、成長をすぐに実感したい方にオススメです。
とくに「webサイトを作りたい」「フロントエンドエンジニアになりたい」と思っている方にオススメします。
HTML/CSSとあわせて扱うことが多いので、初心者にとって親しみやすいことも嬉しいポイントですね!
挫折しにくい環境が整っているおすすめプログラミングスクール3選
挫折せずにスキルを身に着けるには、プログラミングスクールの活用がオススメです。
というのも、独学は一人では理解や解決できない課題も多く、90%の初学者が挫折するんですね。
プログラミングスクールでは、次の環境が整備されているため初心者でも学びきれるメリットがあります!
上手に活用して、挫折せずに目的実現を目指してみましょう!
- わからないことはメンターにすぐ質問できる
- 初心者に最適化された教材が用意されている
- 教室やオンラインツールが整備されている
- 目的に応じてコースが分けられている
- 現役エンジニアのアドバイスも受けられる
- 挫折点からの再開をサポートしてくれる:侍エンジニア塾
- 就職を目標に学習を始めるなら:DMM WEBCAMP
- 教室の緊張感や会話で気合を入れるなら:TECH CAMP プログラミング教養
挫折点からの再開をサポートしてくれる:侍エンジニア塾

侍エンジニア塾は、一度プログラミングに触れてみたものの、いまいち理解できずに辞めた経験がある人におすすめです。
特徴は独自の「オリジナルカリキュラム制度」にあり、専属講師が受講生の理解度や目標に合わせて専用の学習プランを組んでくれることにあります。
実際に、カウンセリングで「ここがわからなくて辞めた」と伝えておくと、なぜわからなかったのか、どうすればわかるのかを分析してくれ、そこから再開した受講生もいるんですよ!
また、目的に向けたプランとして「副業案件のサポート」や「オリジナルサイトの制作サポート」などを個別に受けられるので、上手に活用してみましょう!
就職を目標に学習を始めるなら:DMM WEBCAMP

DMM WEBCAMPは、エンジニア就職・転職を目標にプログラミングを始めたい人に最適です。
学習面はもちろん、カウンセリングや自己分析に重点を置いたサポートを展開しているので、精神面のケアやミスマッチのない求人紹介などが受けられます!
また、カリキュラムには受講生同士+サポートメンターでのチーム開発が組み込まれており、スクール内で実際の開発現場に近いコミュニケーション・役割経験を得られるのも特徴です。
受講生同士で高め合いながら、人生をかけた就職に向かうので、常にやる気を高く持ちながら学びきれる環境が揃っていますよ!
教室の緊張感や会話で気合を入れるなら:TECH CAMP プログラミング教養

TECH CAMP プログラミング教養は、教室受講で緊張感を保ちながら学習を進めたい人におすすめです。
東京・大阪・名古屋・福岡で展開されている教室では、受講生とメンターが常にいるため、「勉強しなきゃ!」という雰囲気で自分を律して学習を進められます。
編集部: 荒木
特に、受講中ならメンターをいつでも呼び放題なので、わからないことが生じたときの解決にかかる時間もとても短く済み、効率的に学習を進められるんですね。
また、月額制で継続しているうちは全コースを学び放題制度があります。
一つのスキルで「ちょっと向いていないかもな」と感じたら気軽に別のスキルを試せるので、自分の向き不向きがまだわからない人にもおすすめですよ!
プログラミングで挫折を懸念する人からよくある質問3つ
プログラミングで「自分は挫折しそうだな」と不安がある方は、以下3つのよくある質問を確認しましょう。
なるべく不安を解消したほうが、余計なストレスがない状態で気持ちよく学べますよ!
- プログラミング学習のデメリットはありますか?
- プログラミングが好きじゃないと挫折しますか?
- プログラミングができる人と挫折する人の違いはなんですか?
質問1:プログラミング学習のデメリットはありますか?
多少のデメリットはあります。
たとえば「習得まで時間がかかる」「教材費がかかる」点が挙げられますね。
プログラミングを学ぶ目標がないと、捻出しづらいコストかもしれません。
学習を始める前に、はっきりと目標を決めて、学びたい言語をきちんと選べば、挫折せずにプログラミングを習得できます。
質問2:プログラミングが好きじゃないと挫折しますか?
プログラミングを好きじゃなくても大丈夫です。
というのも、プログラミングを学ぶことで問題解決力が得られるからです。
問題解決力を身につけたいという思いがあるならば、挫折せずに勉強を続けられますよ!
質問3:プログラミングができる人と挫折する人の違いはなんですか?
プログラミングが身につく人は、「明確な目標があり、具体的なゴールを設定している人」です。
一方で挫折する人は、「プログラミング自体を学ぶ行為自体が目的で、やりたい目標がない人」です。
目標を決めて、そのために必要な勉強をしていて、作りたいサービスなどの明確なゴールを決めているか、が大きな違いになります。
【まとめ】挫折しやすいポイントを先回りして対処しよう!
プログラミングで挫折する原因と、対処法をご理解いただけたと思います。
この記事で紹介した方法を適切に行えば、あなたの挫折リスクもグッと下がり、安心して学習を進められますよ!
では、最後におさらいしましょう。
- 環境構築ができない
- わからないことを訊く人がいない
- やりたいことが決まっていない
- 使っている教材が難しい
- 習得したことを練習していない
- 初心者には難しい言語を選んでいる
- 誰かと学べる環境に身を置く
- 目標やゴールを決める
- 正しい順番で学習を進める
- 毎日2~3時間の勉強時間を確保する
- 自分で検索する癖をつける
- 学びやすい言語を選ぶ
きちんと目標を立てて計画的に勉強を進めれば、あなたもきっとやりきれるでしょう!
ぜひ習得して、プログラミングを自分の武器にしてくださいね!
- 挫折点からの再開をサポートしてくれる:侍エンジニア塾
- 就職を目標に学習を始めるなら:DMM WEBCAMP
- 教室の緊張感や会話で気合を入れるなら:TECH CAMP プログラミング教養