- プログラミングが上達するコツとは?
- スキルを効率よく習得するにはどうすればいいの?
- プログラミングが上達しないのはなぜ?
編集部: 荒木
これから紹介する「プログラミングを上達させるためのコツ10個」を理解すれば、プログラミング初心者でも急成長を期待できますよ!
なぜなら、上達しない人の多くは効率よく勉強する方法を知らないだけだからです。
この記事では、実際にエンジニアの菅野さんに監修いただきながら、上達させるためのコツについてまとめています!
菅野

そして、まとめるにあたって以下のような情報も参照しました。
- 現役エンジニアの解説
- 言語の公式リファレンス
- 各省庁発行のデータ
- スクール講師による動向解説
まずは「プログラミングを上達させるためのコツ」から解説していきますね!
目次
プログラミングを上達させるためのコツ10個
プログラミングを上達させるためのコツは10個あります!
知っておくと、自分のスキルレベルを上げられるので、以下で初心者が知っておきたいコツ10個をそれぞれ紹介しますね!
- 学習する目的と期限を明確にする
- わからないことはすぐに勉強する
- 一つの言語に集中して学習する
- 空いた時間を学習に活用する
- 復習を徹底する
- コードを真似して自分の手でタイピングしてみる
- 学習を毎日継続させる
- 最新の言語記法を学ぶ意識を持つ
- 勉強会などのイベントに参加する
- 疑問点はまず検索してみる
1. 学習する目的と期限を明確にする
1つ目のコツは、学習する目的と期限を明確に決めておくことです。
理由は学ぶ目的がないと、プログラミングの難しさにモチベーションが下がる一方だからです。
いつまでに達成させるのか期限もあらかじめ決めておき、最終的なゴールを見据えて小さな目標を設定していきましょうね!
- 半年で自分のWebサイトを立ち上げる
- 1年で自分だけのアプリケーションを作れるようになる
2. わからないことはすぐに勉強する
コツ2つ目は、プログラミングでわからないことはすぐに勉強することです。
なぜなら初めて触れるものは、なんでもわからないことばかりだからです。
コツを掴めずにうまくできないからといって自分を責めるのではなく、自分のペースで学習を進めていきましょう。
焦って学習して後々行き詰まるよりは、毎日の予習・復習をして、着実に前に進んだほうが安心ですよ!
3. 一つの言語に集中して学習する
3つ目のコツは、一つの言語に集中して学習することです。
複数の言語に手を出すと、1つひとつの言語の学習がおろそかになってしまい、上達できなくなる可能性があります。
プログラミング言語を学習する際は、1つの言語を一通り習得した後、次の言語を選ぶといった順番で行いましょう。
そのため初心者にオススメのHTMLやCSSなどの簡単な言語でも、欲張らずに1つずつ勉強していくことが大切ですよ!
4. 空いた時間を学習に活用する
コツ4つ目は、空いた時間をプログラミングの学習に使うことです。
なぜなら空いた時間を学習に活用すれば、短い期間でプログラミングスキルを習得できるからです。
たとえば洗濯が一通り終わるまでの待ち時間や電車での移動中、寝る前などは、プログラミングの勉強に最適な時間ですよ。
早く上達したい人は、空いた時間を効率よく使うことを意識してみましょうね!
5. 復習を徹底する
プログラミングも復習は徹底しましょう。
理由はプログラミングは学ぶ内容が多く、復習をしないと忘れやすいからです。
参考書を読み直して、その単元のコードをもう一度書いてみるなど、反復練習こそ上達するためのコツです。
わかっているつもりでもプログラミングしてみると使えないケースがよくあるので、復習は徹底しましょうね!
6. コードを真似して自分の手でタイピングしてみる
6つ目のコツは、見本のコードを自分の手で打ってみましょう。
自分の手で打つことは、言語の意味や変化を学習するためには最適な方法です。
一つひとつの意味や使い方がぼんやりしている人は、参考書のコードを真似して打って、効果や使いどきを確かめてみましょうね!
7. 学習を毎日継続させる
コツ7つ目は、自主学習は毎日継続するようにしましょう。
なぜならプログラミングは少しでも間が空いてしまうと勉強するのが面倒になって、長続きしなくなるからです。
そのため1日30分程度は、学習時間を確保するようにしましょう。
学習を継続させることで、何度も同じ箇所の復習をせずとも続きから始められるようになります。
毎日モニターを見て、こまめにコードを打つ習慣をつけることが大切ですよ!
8. 最新の言語記法を学ぶ意識を持つ
コツ8つ目は、プログラミングでは最新の言語記法を学ぶ意識を持ちましょう。
なぜならプログラミングの言語記法は、これからも増えていくからです。
たとえばWebサイトに動画を埋め込もうと思った時に、HTML5以降でないと入れられません。
それに効率的で処理が早い方法が登場しても、使わないともったいないですよね。
言語のバージョンが更新されたら、最新のトレンドや新しい言語を取り入れて、自分自身もアップデートしましょうね!
・HTML4.01(1994年12月24日勧告)
・XHTML1.0(2000年1月26日勧告)
・HTML5(2014年10月28日勧告)
・HTML5.2(2017年12月14日勧告)
9. 勉強会などのイベントに参加する
コツ9つ目は、勉強会やイベントには積極的に参加しましょう。
理由は同じ志を持つ仲間と出会えるので、プログラミングに対するモチベーションを高められるからです。
同じような未経験者の仲間が増えれば、わからないことがあっても教え合うこともできます。
プログラミングスキルを上達させるには最適な手段ですよ!
10. 疑問点はまず検索してみる
10個目のコツは、わからないことは人に聞く前に自分で検索してみることです。
なぜなら不明点をすぐに聞いていては、効率よく上達できないからです。
少なくとも15~30分は自分で検索しながら考えてみましょう。
ネットの検索で解決できれば、誰かに質問する時間が削られ、スムーズにプログラミングを学べますよ!
わからないことは検索すれば、ほとんどのことが出てくるので、ぜひ意識してみてくださいね!
30分経ってもわからないなら詳しい人に聞く
30分考えてもわからない場合は、詳しい人に相談しましょう。
理由は30分経過してもわからない場合は、その後も解決できない可能性が高いからです。
その際は、プログラミングに詳しい知り合いに相談してみましょう。
またプログラミングスクールを受講している人は、講師に質問するようにしましょうね。
評判がよいスクールには質の高いメンターがいるので、初心者もすぐに悩みを解決できますよ!
- Quora(掲示板サイト)で質問してみる
- Yahoo知恵袋で聞いてみる
- 勉強会に参加する
コツは必須!プログラミングが上達しない理由9つ
次にプログラミングが上達しない理由について把握しておきましょう。
何が原因なのか知っておけば、自分のどこに問題があるのかを確認できますよ!
以下で、上達しない9つの理由についてそれぞれ解説しますね。
- わからない事柄を一人で抱え込んでいるから
- 基礎を理解していないから
- コードの書き方を理解していないから
- 言語の難易度が高いから
- 学習する目的を明確に設定していないから
- 言語の意味を理解していないから
- 日にちを開けて学習しているから
- 学習時間が不足しているから
- 背伸びをしているから
1. わからないことを一人で抱え込んでいるから
1つ目の理由は、疑問点や不明点を抱え込んでいることです。
知識がない以上はいつまで悩んでいても、問題を解決させことはできません。
また聞く人は身近なプログラミングに詳しい人やスクールの講師が最適です!
上達するためのコツでも解説したように、人に聞くことは悪いことではないので、不明点は素直に相談してみましょうね。
2. 基礎を理解していないから
理由2つ目は、プログラミングの基礎を理解していないからです。
上達させるには教科書や参考書に載っている言語の学習だけでなく、プログラミングの基礎も理解する必要があります。
基礎を習得できていないと、自分でアプリを作ろうと思っても、どういう構造で作るのか考えることも難しいです。
どの分野にしても基礎は重要なので、他の人に教えられるくらいの知識はつけておきましょうね!
菅野

3. コードの書き方を理解していないから
3つ目の理由は、コードの書き方を理解していないからです。
プログラミング言語は少しでも書き方を間違えると、正しく機能しません。
そのためわからない点が1つでもあると、後半の内容が理解できなくなります。
時間は惜しまずに、自分の中での不明点は必ず解決しておきましょう。
勉強漏れを無くすためにも、「自分が理解するまで先へ進まない」などの対策を取るのもオススメですよ!
4. 言語の難易度が高いから
理由4つ目は、言語の難易度が自分にあっていないからです。
選んだプログラミング言語の難易度が高すぎると、難しいあまりに行き詰まってしまいます。
そのため最初はHTMLやCSS、JavaScript、PHPといったWebサイト制作に使うような簡単な言語からはじめましょう。



5. 学習する目的を明確に設定していないから
5つ目の理由は、学習する目的を明確に設定していないことです。
プログラミングを学ぶ目的は、モチベーションに大きく関係しています。
そのため学習を始める前に設定しておかないと、長続きしなくなります。
コツを知って上達するためにも、将来的に自分が達成したい目的は明確にしておきましょう。
目的の詳しい設定方法については、のちほど紹介しますね!
6. 言語の意味を理解していないから
理由6つ目は、言語の意味を理解していないからです。
言語の意味を理解していないと、どんなときにどのコードを使えばいいのか分からず、行き詰まってしまいます。
参考で書かれたコードを丸暗記するのではなく、一つひとつの意味を理解する努力をしましょう。
自分で「コードを打っては部分的に消す」を繰り返せば、変化を見て学習できますよ!
7. 日にちを空けて学習しているから
7つ目の理由は、学習の日にちを空けすぎているからです。
プログラミングは難しいので、前回の学習から日にちが空いてしまうと、覚えた内容もまた忘れてしまいます。
忘れないためには1日に30分でもいいので、毎日学習の時間を確保して継続しましょう。
たとえば「30分は学習する」といった最低限のノルマと決めます。
そして30分後にこれ以上できそうにないと判断した場合は終了して、まだやれそうな場合にはそのまま続行する方法もありますよ!
8. 学習時間が不足しているから
理由8つ目は、学習時間が不足していることです。
プログラミング言語の習得には、HTMLやCSSといった簡単な言語でも最低200~300時間が必要になります。
効率よくプログラミングを習得したい人は、書籍を読むよりも実際に手を動かすアウトプットを中心に学習時間を増やしましょう。
学習時間が増えれば、より短期間でプログラミングスキルを身につけることも可能ですよ!
9. 背伸びをしているから
9つ目の理由は、背伸びをして学習していることです。
プログラミングは初回の内容がわかっていないと、後半になるにつれて理解が難しくなります。
そのため分からないことが箇所があっても背伸びをせずに、素直に理解できるまで学習しましょう。
自分にも正直になって学習すれば、スムーズに上達できますよ!
プログラミング学習で急成長した人の特徴4つ
プログラミング学習で急成長した人の特徴がわかれば、自分にないものは何なのか確認できますよ。
以下で、実際に急成長した人の特徴4つを紹介しますね!
- 問題点を言語化する
- プログラミングを楽しんでいる
- 上達するまでの未来を見据えて行動している
- 学習への投資を惜しまない
1. 問題点を言語化できる
1つ目の特徴は、問題点は何かを言語化できることです。
そのため自分でヒントになる単語やエラーメッセージを検索して、すぐに問題の解決ができますよ!
たとえばサイトに動画を埋め込もうと思っても出来なかったとします。
ですがGoogleなどで「動画 サイトに埋め込む」と検索すれば、やり方に関する記事が表示されるので、自分で対応できます!
自分で解決できれば質問する時間の節約にもなるので、ぜひ意識してみてくださいね。
2. プログラミングを楽しんでいる
特徴2つ目は、純粋にプログラミングを楽しんでいることです。
苦しいことも自分の目的を達成するための課題のようにポジティブに捉え、好奇心が高い分、積極的に学習しています。
楽しもうとすれば、モチベーションが上がり、自然とプログラミングは上達していきます。
そのためプログラミングをする目的は明確にして、楽しむことを意識しましょうね!
3. 上達するまでの未来を見据えて行動している
3つ目の特徴は、上達するまでの未来を見据えて行動していることです。
上達する人は、どの時期が苦しくて、どの時期に結果が出るのかを理解しているので、プログラミングの学習にも迷いなく取り組めます。
どの分野の勉強においても始めてからすぐに成果が出るのではなく、継続することで急に理解できる時期がくるんですよね。
以下の成長曲線も踏まえながら、学習の計画は立てるようにしましょうね!
4. 学習に投資することを惜しまない
コツ4つ目は、勉強に投資することを惜しまない人です。
学習に必要な環境を整えるのにお金を使うのを惜しまない人は、投資の重要性やその効果をよく理解しています。
多少の費用がかかっても、自分の目的の達成を重視してプログラミング学習に励んでいるのです。
プログラミングスクールを受講することは学習に対する投資なので、スキルを習得したあと元を取ることも可能。
効率よく学習したい方には、スクールでの学習もオススメですよ!
プログラミングが効率よく学べるステップ4つ
学習の方法や手順によって、プログラミングの習得にかかる時間は変わってきますよ!
以下で、効率よく勉強するためのステップ4つをそれぞれ紹介しますね。
- 作りたいものや学びたい分野は明確にしておく
- 学習サイトで基礎を学ぶ
- プログラミングスクールに通う
- 成果物を作る
1. 作りたいものや学びたい分野は明確にしておく
はじめに作りたいものや学びたい分野は決めておきましょう。
なぜなら作りたいものによって習得する言語は変わってくるからです。
あらかじめ作るために必要な言語を理解しておけば、効率よく学習に移れますよ!
たとえば「Web作成」「アプリケーション開発」「ゲーム開発」「ロボット開発」を作りたい方は、ぜひ以下を参考にしてくださいね。
- Web作成
→HTML/CSS/JavaScript - アプリケーション開発
→Java/objective-C,Swift - ゲーム
→Python,PHP,Ruby - ロボット
→C言語/C++



2. 学習サイトで基礎を学ぶ
次に学習サイトでプログラミングの基礎を学びましょう。
なぜなら学習サイトは、丁寧な解説と実践によって繰り返し学習できるからです。
指示にしたがってコードを打つだけで基礎を学習できるので、未経験者でも迷うことなく始められます。
様々な学習サイトの中でも、基本無料(一部有料)で学べる「Progate」と「ドットインストール」はオススメですよ!
3. プログラミングスクールに通う
基礎を習得できたら、スクールに通うことをオススメします。
理由は基礎以上のスキルアップをしようと思うと、難易度の高い言語ほど独学では難しくなります。
しかし洗練されたカリキュラムと手厚いサポートのあるスクールなら、独学の半分以下の時間で習得可能ですよ。
のちほど、低コストかつ未経験者にオススメなプログラミングスクールを紹介しますね!
4. 成果物を作る
ステップ4つ目は、成果物を作成しましょう。
プログラミングを早く上達させるためには、インプットよりも実際に作ってみるアウトプットが重要になります。
基礎が身についたらポートフォリオなどの成果物を作成して、自分の技量や問題点を確認する機会を得ましょう。
IT企業の書類選考や面接ではポートフォリオで評価される場合が多いので、準備しておきましょうね!
- 自分専用のアプリを作る
- 自分が撮った写真を載せるWebサイトを開設する
上達できるプログラミングスクール3選
今まで成長を感じられなかった人でも、スクールのカリキュラムで計画的に学習できるようになりますよ!
- 自分にあったカリキュラムなら侍エンジニア塾
- 学べるコースが豊富なTechAcademy
- 好きな時間に受講できるCodeCamp
自分にあったカリキュラムなら侍エンジニア塾


侍エンジニア塾は、自分にあったカリキュラムで受講したい方にオススメなスクールです。
「オーダーメイドカリキュラム」という、専属講師が受講生に合わせてカリキュラムを組む制度があります。
そのため理解度に応じて柔軟な学習が可能になります。
また独学経験があると講師に伝えておくと、理解しているところまではカットしてもらえるので、最短でプログラミングを上達させたい方にはオススメですよ!
現役講師の受講を受けたい方はTechAcademy


TechAcademyは、現役講師の受講を受けたい方にオススメのスクールです。
最新の記法で指導してもらえるので、コツでも解説したように成長していくためには欠かせません。
受講生の中には実際にエンジニアが仕事で書いたコードを見せてもらえた方もおられます。
また実務に絡めた学習方法など、現役エンジニアのリアルな話を聞きたい方にも最適ですよ!
好きな時間に受講できるCodeCamp


CodeCampは、好きな時間に受講したい方にオススメなスクールです。
オンライン完結の受講なので、好きな時間に好きな場所で学習でき、地方済みで教室まで通うのが大変な人も安心。
レッスンを受けられる時間も7:00〜23:40と業界でも最も長いです。
そのため日中仕事で勉強できない人も、空いた時間に受講できますよ!
無料のプログラミングスクールには注意が必要!
なぜなら望まない就職をさせられる可能性があるからです。
無料スクールは下の画像のように、受講生をエンジニアの求人を出している派遣会社に転職させて、利益を得ているところもあります。
受講費用が無料に越したことはありませんが、スクール選びは慎重に行いましょうね。
プログラミング上達のコツを掴んでスキルアップしよう!
そして自分だけのサイトやアプリ、ゲームが作れるようになりますよ!
最後にもう一度内容を確認しましょう。
- 学習する目的と期限を明確にする
- わからないことはすぐに勉強する
- 一つの言語に集中して学習する
- 空いた時間を学習に活用する
- 復習を徹底する
- コードを真似して自分の手で打ってみる
- 学習を毎日継続させる
- 最新の記述方法を学ぶ意識を持つ
- 勉強会などのイベントに参加する
- 疑問点はまず検索してみる
- 自分にあったカリキュラムなら侍エンジニア塾
- 学べるコースが豊富なTechAcademy
- 好きな時間に受講できるCodeCamp
プログラミング上達のコツを掴んでスキルアップしましょう。
スキルアップできれば、作れるものの幅も広がります。
自分自身の成長にもつながるので、ぜひ挑戦してみてくださいね!
『プログラミングを上達させるためのコツ』について理解できたら、次に『将来に備えよう!プログラミングスキルの必要性が高い理由5つ』の記事を読んでみてください!
これからもプログラミングを学習していく上で役に立つので、ぜひご覧くださいね。


